東京医療保健大学 看護学研究科 高度実践看護コース:診療看護師の養成大学院紹介

東京医療保健大学大学院 高度実践看護コース 診療看護師養成大学院大学院
東京医療保健大学大学院 診療看護師養成大学院 高度実践看護コース
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今回は診療看護師を養成している大学院:東京医療保健大学 看護学研究科 高度実践看護コースについて紹介したいと思う。※受験情報は去年のためホームページで要確認。

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学校概要

東京医療保健大学(とうきょういりょうほけんだいがく、英語: Tokyo Health Care University)は、〒141-8648 東京都品川区東五反田4-1-17に本部を置く日本の私立大学である。2005年に設置された。大学の略称は「THCU(ティーエイチシーユー)」この他に東京医保大、医保大などとも呼ばれている。
東京医療保健大学は、4学部6学科、1専攻科及び大学院修士課程・博士課程を有する医療系大学。7ヵ所の恵まれたキャンパスと施設の中、最先端の医療を学びますとある。

大分県立看護科学大学、国際医療福祉大学に続き3番目に診療看護師養成をはじめた学校である。国立病院機構とのつながりも強い様に思う。看護連盟の会長や元看護協会会長も教授として在籍されていたようで看護の業界において、なかなか特殊な学校であるように感じる。

所在地: 東京都品川区東五反田4丁目1−17

NP養成コースの受験スケジュール10月~11月くらい。募集定員が足りないと1月~2月位に再募集があるらしい。

出願資格
5年以上医療機関における看護師として看護業務の実務経験を有する者
個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と 同等以上の学力があると認めた者(専門卒可)

定員
20名 (全日制)
恐らくクリティカル領域の診療看護師養成系大学院では最大規模の募集定員。そのため卒業生も多く、多くの先輩方が活躍している情報も入ってくる。管理人の知り合いのNPもここ出身。

試験会場
東京医療保健大学 国立病院機構キャンパス
東京都目黒区東が丘2-5-1

試験

〔高度実践看護コース・高度実践助産コース〕
(1) 筆記試験
総合問題 看護学に関する総合的な基礎知識を問います。(120分)
必修問題 2 問、選択問題 3 問から 1 問選択
(2) 面接試験 1 人 15 分程度

※私はここのオープンキャンパス行ったことあるのだが、過去問が見れた。(現在は不明)

ここは過去問を公開するイベントもしているので定期的にチェックしよう。参考URL

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学費

1年次 1,584,500 円
2年次 1,204,500 円
合計2789000円
大体280万位だろうか。学費は他の大学院に比べると一番高いかもしれない(ここがかなりネック)しかし、この東京医療保健大学は教育訓練給付金・支援金制度を取り入れており今は他の大学院と変わらないか、むしろ安い。しかし東京の一等地であるため家賃代は高い印象あり。都内在住の引っ越さなくて良さそうな人にはお勧めできる。

奨学金

・日本学生支援機構による奨学金制度・・・一般的な奨学金

・東京都看護師等修学資金(貸付金)による奨学金制度
第一種(無利子貸与・返還金免除規定あり):貸与額 月額 83,000 円
第二種(無利子貸与) :貸与額 月額 25,000 円、50,000 円
就職を東京都にすれば借りれる奨学金。これも都内の人に有利な制度

教育訓練給付金

教育訓練給付制度 |厚生労働省)(資料2
1.教育訓練施設に支払った教育訓練経費の50%に相当する額となります。ただし、その額が1年間で40万円を超える場合の支給額は40万円(訓練期間は最大で3年間となるため、最大で120万円が上限)とし、4千円を超えない場合は支給されません。
2.また、専門実践教育訓練の修了後1年以内に、目標として設定した資格を取得等し、雇用保険の被保険者となる就職をした場合または就職をしている場合は、教育訓練経費の70%(年間上限56万円)で専門実践教育訓練給付金を再計算し、既支給分の差額を支給します。 ただし、その70%に相当する額が、4千円を超えない場合は支給されません。

2年間で112万円もらえる可能性がある(資料2
※支給要件は離職した人は殆どもらえると思うがハローワークに必ず確認する事をお勧めする。

また、45歳未満の離職者のうち一定の要件を満たす方が対象となる「教育訓練支援給付金」の支給額は、基本手当日額に相当する額の80%が月額支給される。
この基本手当日額というのは所謂雇用保険の手当額で大体離職前の給与の5割~7割が支給される(大体自己都合退職だと約3か月間支給)その後、その雇用保険の基本手当日額の最大8割と言われている(元々の離職前の基本給の3~5割くらい)が卒業まで支給される。この制度他の大学院には無いのでかなり助かるのではないかと思う。詳しくはハローワークに確認する事である。雇用手当日額の計算サイト。そして雇用保険失・業保険についてのサイト→基本手当とは わかりやすい雇用保険・失業保険

私もこの当たりは複雑で一時期勘違いしており、今も間違えている可能性があるので必ずハローワークに確認する事をお勧めします。
しかし、簡単に言うと最大2年で112万給付され、失業手当を受け取った後、離職前の月額基本給の3割~5割くらいを毎月貰える制度である。(一般的な看護師の給料の場合。月給が多かった人は更に減る可能性あり)
そして他の診療看護師養成大学院ではこの制度は取り入れられていない。藤田にはその動きはありそうだが、、、。

 

こう見ていくと学費は高く見えるかもしれないが、かなりお得ではないだろうか。しかも、資料2からも分かるように平成30年度から支給額が増量されているのである。私がこの制度を理解していたら、ここに通ったかもしれない、、、。

教育内容

資料3)(資料4)(資料5
医療における「看護」の役割をしっかり理解した上で、救急医療を含むクリティカル領域で医師等と連携・協働して、自律的に医療を提供できる能力育成のためのカリキュラム構成となっている。具体的には、「人体構造機能論」「臨床薬理学特論」等で医学的な基礎知識を再確認した上で、「診察・診断学特論」「臨床推論」等で診断か
ら患者の状況を理解し、的確に診断できる技術を習得する。
また、「治療のためのNP実践演習」「統合演習」等でクリティカル領域での治療法を実践的にシミュレーションし、最終的には「統合実習」の17週の実習を通して、高度実践看護師として状況に応じた診療を実践できる力を身につけられるよう構築されたカリキュラムである。

ここはNP協議会の会長が教授として指導に当たられている所である。また、元看護協会会長いたりと特殊な学校ではある。また国立病院機構本部の隣の施設であり、東京医療センターとも連携しいてる様である。そのため国立病院機構から推薦を受けて入学する者も多いようである。
国立病院機構の場合は研究休職として入学でき基本給の7割を受け取れる様である。診療看護師 | 国立病院機構浜田医療センター
国立病院機構の職員になり診療看護師を目指すのも一つの効果的な方法だと思う。

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卒業要件

2年以上在学し、所定の科目について58単位以上(必修54単位、選択4単位)を修得するとともに、必要な研究指導を受け、かつ、特定の課題についての研究の成果の審査及び最終試験に合格すること。(ここも研究がある)

過去研究
記載なし

その他

JNP、日本の医療の欠点を補う – 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.1
所属は看護部ではなく各診療科
https://www.m3.com/news/iryoishin/282902

JNPの研修、初期研修医と同等 – 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.2
「ある時は医師、ある時は看護師」
https://www.m3.com/news/iryoishin/283225

特定行為の議論、あまり意味なく – 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.3
https://www.m3.com/news/iryoishin/283552

JNPは「ミッドプロバイダー」 – 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.4
日本での特有のウリが必要
https://www.m3.com/news/iryoishin/283553

研修医とJNP、いいライバル関係に – 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.5
https://www.m3.com/news/iryoishin/283554

医師や組織に好影響与えるJNP – 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.6
「反対なら採用しなければいい」
https://www.m3.com/news/iryoishin/283555

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