今回診療看護師の給料について述べていく。診療看護師を目指そうか迷っているや目指すと決めた人も是非見て欲しい。
大事な収入、給料の話である。
この事はしっかりと認識した方が良い。夢だけでは飯は食えないのだ。
管理人の給料も公開している。
これが現実です。
個人的にはやりがいはある仕事なので、今の給料に満足しています。
診療看護師の給料ってどれくらい?
現在、インターネット上で診療看護師の給与体系を明記しているのは国立病院機構(NHO)だけである。※2021年現在最近は他の施設でも給料が提示されてきました。
勿論その他の手当や収入の情報も知ってはいるが公開されていないので制限された情報しか書け無いのである。
診療看護師で年収1000万の人もいるらしい
先のNP学会やTwitter上で耳にしたのは年収1000万程の診療看護師も存在していると言う事。噂の真偽は学会や知り合いの診療看護師に聞く事をおすすめします。
また、診療看護師の手当がない所(つまり一般の看護師と同じ給与)も存在する様である。特に診療看護師の理解度が低い病院や看護部からその傾向が強い。一方で10万円の手当も付くところも確かに存在する。(Webページに記載がないため施設名は言えないが、、、)
これらの事からNPがまだまだ立場が未熟であり、その給与体系も未発達だからだと考えられる。これらの事を踏まえてNPの進路を選択される事を勧めたい。
国立病院機構の診療看護師の給料は?
国立病院機構では給与がはっきり明記されている:資料1。
診療看護師は6万円の手当が付く。
国立病院機構の夜勤数は2交代で4から5回/月くらい、3交代で準夜勤、深夜勤合わせて8回から9回/月手当にして3万程度である。
NPは6万円(現在は夜勤をしていない所が多い)だが今後夜勤や当直などをするとより高い収入が認められるだろう。
また、診療看護師の人数が今後増加する事になれば診療看護師の管理職も生まれると考える。国立病院機構の看護師長の年収なども加味し今後のキャリアアップの参考にする必要があるだろう。
しかし、現状不安定な職種ではあるため、目指すにあたり綿密な将来設計を行い、熟考し慎重に行動することを推奨する。
ちなみに特定看護師は手当が付かないか、3000円~10000円位の手当の様である。いずれにしても、特定行為や医行為の守備範囲や大学院教育と研修の違いから診療看護師ほどの手当はつかないだろう。
さらに同じ修士課程の大学院で取得出来る専門看護師は5000円である。スペシャリストである専門看護師を完全に軽視している現状であり、管理人も到底納得出来ないが、これが現実でもある。
それだけNPは期待されていると言えるだろう。
ちなにみアメリカのナースプラクティショナー協会(AANP)によると2200人のNPを対象にした調査で給料は上昇傾向にありフルタイムで働くNPは年収が10%増加し2011年の98.760ドル(1043万)から2015年は108.643ドル(1147万円)に増加しているようである 参考URL
診療看護師を求人している他の施設の給料
給与を公開しており、高待遇なおすすめな施設を宣伝もかねて公開する。他の病院も給与形態をしっかり明示して欲しい。
基本的に大病院、大学病院の給与は安いです。(〇田医科大学病院とか東京〇イ病院とか、、)。先進的な取り組みをされており、研修などはしっかりしていると思うが高い学費をペイできるかは微妙である。またこのような施設は、もうNPは定着しており先達が交渉済みなので給料交渉も難しい。
しかも、このような病院はマンパワー基本的に足りているため、NPの需要があるかというと疑問である。
数年修行をする目的ならおすすめだが、定年まで働くとなるとおすすめできない。
中小規模病院・在宅領域が今後NPの重要が拡大するであろう。
広域紋別病院:北海道
北海道紋別市にある広域紋別病院
具体的な年収を提示している大体600万から800万ほどのようだ。
診療看護師として勤務出来てこの年収はありなのではないだろうか?北海道でこの年収は魅力的すぎる。おすすめである。
関西ろうさい病院:兵庫県
次は兵庫県尼崎市の関西ろうさい病院である。
ここは診療看護師活動支援金6万~8万
診療看護師維持支援金が上限30万/年と支給される。
他の手当も合わせるとかなり給与はいいのではないだろうか。おすすめ!!
診療看護師の高待遇の病院情報がありましたら連絡ください。紹介させていただきます。
診療看護師である管理人の給料公開
管理人も診療看護師になって3年ほど経過している。管理人の所も国立病院機構に習い診療看護師手当は6万円である。
当方は30代半ばの診療看護師・3年目・政令指定都市になれない都市在住
2021年9月の総支給額44万・手取りは36万でした。※ふるさと減税やってます。
また夏のボーナスは60万支給・手取り45万!
✔交通費1万2千円
✔家賃手当が2万5千円です。
✔夜勤当直なし。
✔残業は月12時間くらいでした。
年収はおおよそ630-650万程度と推察される。(本音はもうちょっとほしい、、、)
これに学会代や勉強のための書籍、活動資金などもろもろ掛かります。
上図:診療看護師である管理人のある月の給料明細
これを多いとみるか少ないとみるかはあなた次第です!
診療看護師の求人を探すには?
こちらのサイトに現在のNP採用情報はまとめてあるので参考にどうぞ
一番おススメというか、みんなしているのは人脈を頼ったり、自分で病院にアポをとって、直接交渉である。これなら自分の好きな場所で働ける。その反面難易度は高いかも、、、。
まだまだ、マイナーな存在の診療看護師は門前払いに合うこともしばしばある、、
マッチングサイトを利用する
自分でアポとるのは難易度高いし結構ストレスフルだ。あまりお勧めはしないが以下のサイトを利用して味方を作って就職活動するという手もある。
最近活動しているか不明だが診療看護師のマッチングサイトが存在する。ここを利用して需要がある施設を掘り起こすのも一つの手段だと考える。現在ほんとに活動してるかあやしいけど、、、
転職サイトを利用する
次にNP学生にはあまりお勧めはしないけれど、看護師転職系の人材派遣会社は情報を持っていたりするので登録して需要のある施設を探すのもありかもしれない。
また、これからNPを目指す人は職場によって診療看護師の理解が全然違うので、自分の施設が理解が無さそうであれば、こういう看護師転職サイトを選ぶのはありだと考える。
というかNPを目指しているが、それに対して理解のない職場で働くのは完全に人生の無駄なので、強く転職をおすすめする。
でも辞めにくい場合もありますよね。上司がパワハラだとか話を聞いてくれないなど、辞めにくい職場ならサクッと退職代行を使う手段もある。
退職代行業者のガーディアンは依頼したその日から出勤しなくて良い。あとは代理人がサクサク手続きを行ってくれる。
何度も言うが職場や病院はあなたの人生の責任を取ってはくれないのだ。
自分の人生の責任は自分で選ぼう。今は看護師が病院を選ぶ時代だ。
転職会社に初めからNPを目指している旨を伝え、交渉してもらうと、支援してくれる可能性が高まる。進学も肯定してくれるだろう。
実際に働いている病院から支援(給料を貰いながら)を受けながら診療看護師になっている人は結構多い。
病院にこだわりがないなら転職サイトを賢く利用し、サクッとNPを求めている病院を探そう。
転職会社は合う合わないがあると思うので、看護師転職で適当にググって複数サイト登録がおすすめだ。無料だし、ここらへんはお勧めかも。
NPを求めている施設は結構あります。
【ジョブデポ看護師】看護師の会員登録プログラム 専任のコンサルトがしっかりニーズを聞いてくれる。あとサイトが見やすい
ナースではたらこ 日本最大級の情報量みたいだ。求人数はとにかく多い印象あり。
ナースパワー人材センター 老舗のサイトで30年の歴史とノウハウがある。
これから診療看護師を目指す方、診療看護師となった諸君が良い職場に巡り合えますように応援しています。それがNPの発展にもつながるからだ。