診療看護師になりたい!大学院を受験する前になにを準備すればいいのか?

診療看護師になりたい 大学院を受験する前になにを準備すればいいのか?大学院
診療看護師になりたい大学院を受験する前になにを準備すればいいのか?

診療看護師に興味があり目指している人は結構いると考えるが、何をすればいいのか分からない人向けに書いてみます。ポイントを踏まえて説明します。
追加して欲しい内容があればお問い合わせでフィードバックよろしくお願いします。

その前に診療看護師とは何かはこちらで解説しています。診療看護師とは

どこで働くことを想定しているのか?

これが一番大事です。自分の今働いている施設で働くのか?それとも違う施設で働くのか?

もう意識している時点で師長や看護部長あたりに診療看護師についてどう思っているか?進学させてもらえるかははっきり聞いた方が良い。

ネガティブな印象であれば、今の職場で働くことはあきらめた方が良いかもしれない。

大学院によっては実習場所は自分で探すか、今の職場でするように言われることもある。

職場の理解が無いと、とても苦労します。

あとで詳しく説明する。

受験する大学院を決める

まずは受験する学校を決めることである。自分の住んでいる地域から通える所なのか?クリティカル領域・プライマリケア領域どちらを目指すのか?は最終的には決めないといけないだろう。
どちらも選べるところもあるが、単位選択があるので入学までに決定しなればならない。
学費も高いところと安い所。都会や田舎にあるところ様々な条件から選ばなければならない。

診療看護師養成大学院の一覧やまとめ・比較はこちらでまとめているので参考すると良いだろう。NP大学院早見表

大学院説明会に参加する

大学院が決定した場合はその大学のホームページをしっかりチェックすること。

各大学院では、夏頃から大学院説明会が開催されることが殆どであり、参加することをお勧める。

東京医療保健大学などでは過去問を閲覧できたりするし過去問を配布してくれたり、問題の傾向を教えてくれることもあるからだ。

事前に教員と面談が必要

基本的にNP養成大学院は受験する前に担当教員との事前の面談が必要である。※必要ない大学院もあります。

必ず出願が始まる前にアポイントメントを取り面談しよう。

こういう場では、NPとしての将来のプランや大学院でやりたい研究や活動について質問されることが多い。

半分面接試験だと思ってしっかり考えをまとめておこう。

受験に向けて勉強

専門領域の勉強、英語試験の勉強、小論文、面接試験があるだろう。

✔専門領域の勉強はクエッションバンクやCBTの問題を解いたり、急性期であれば急性期系のテキストの勉強をする必要があるだろう。書籍一覧を参考にされても良いかもしれない

✔英語の試験勉強に関してもこちらでまとめている 英語の勉強方法

✔小論文は良い参考書があれば紹介します。自分の書いたものを誰かに添削してもらうのが一番だろう。

✔面接試験では一般的な質問に加えて、診療看護師関連についてや特定看護師との違いなども聞かれるため、しっかりネットや資料を読み頭に入れておく必要がある。まぁ目指しているくらいだから調べるのは苦じゃないはず。このサイトも参考にしてくださいませ。

あとは自分なりに勉強の習慣を確立していこう。
LINEのオープンチャットにはNP目指している人が沢山いるのでここで勉強方法を聞いても良いかもしれない:LINEオープンチャット

またTwitter情報収集の手助けになるかもしれません。Twitterしています。

出願書類を準備する

同時進行で出願書類を用意する必要がある。以下の審査や書類を作成する必要がある

専門学校を卒業した人は(大学を卒業していない人)は出願資格審査の書類を用意する

よくされる勘違いの一つに看護大学を卒業していないとNP大学院に受験できない、入学できないという事である。

看護専門学校卒業のみ、看護大学を卒業していない人でもNP大学院へ受験できます。(入学できます)

ただし条件があります。看護大学卒業生よりもパスしないといけない壁が一つ増えます。つまり不利ではあります。

これは資格審査と言われる制度で看護大学卒業しておらず、学士を持っていない社会人についてこれまでの看護の経験は実績、研究、認定資格などを加味して学士相当か?を判定する制度である。

これに通らないとNP大学院の受験は出来ない。

またこの資格審査は通常の出願期間より早めに実施されるため、専門学校卒の人は5月~6月くらいから動いて置くほうが良いだろう。

この資格審査が無理または時間に余裕がある場合

大学の資格をとるという選択肢もある。これらは出願資格審査をしなくて良いという利点はあるが時間(約2年くらい)とお金はある程度かかる。

放送大学などは通信制で働きながら格安で編入し大学卒業の証である学士が取得できるのでおすすめだ。または看護大学に3年次編入をするという方法だ。

これからは看護大学卒業をしている人がどんどん増えてきている。専門学校卒業という学歴は不利になる可能性が高い。

看護研究や認定の資格を持つとまだましかもしれないが、NPの人気が出始めると看護大学卒業生もそれくらいのことはやってきている人はざらにいる。というより看護大学で研究行うところもあるのでスキルを一通り習得している。

個人的には、同じ業績、同じような人格であれば専門学校卒か大学卒かだったら私だったら迷わず大卒を取ります。

また面接官は大学の教員なので大卒看護師を取りやすい可能性は高い。

看護師の場合は学歴はあまり能力には関係しないと思いますが、所詮は学歴社会でこういった試験では足切りに使いやすいので、人気が出始めたら専門学校卒が受験できる可能性は相対的に低くなる可能性はある。

よく考えて出願資格審査を受けるか、大学卒業の証である学士をとるか検討しよう。

研究計画書を書く

ほとんどの大学では研究計画書を事前に提出されられたりします。なんでも良いと思われるが診療看護師に関することやそれに近い領域だと良いだろう。

上手に書く必要はなく、ちゃんと計画書の体裁になっていて、おおむねの意図が分かれば良いと考える。

本などで書き方を参考にまとめよう。また研究をしたことがある人は有利かもしれない。
入学してからバシバシ指導が入り、劇的に中身は変わります。

推薦書を書いてもらう

多くの大学院では推薦書の記載を書いてもらう必要がある。職場の上司などが適任だがいない場合は卒業した学校の校長や先生、教授などにお願いするしかない。

しかし、それも無理な場合は詰む。詰むのだ。

じゃあどうすれば良いのか?を下で説明する。

職場を変えるという選択

2年も休職や時短は無理と言われ、上司に推薦書で書いてもらえないという事態は実際、管理人も聞いたことがある。

診療看護師に理解が無い職場だと推薦書などを書いてくれないのだ

また、ネットで公開していないので、大学院名は出せないが、、、

大学院によっては絶対修了しなければいけない実習は『自分で探す』または『自分の職場』でするように言われる場合がある。

職場の理解がない場合、実習も厳しい可能性もある。

また、退職した場合は実習場所の確保という苦労もしなければならない。

理解の無い職場の上司はあなたことより、2年間学校に通うことによる労働力の低下や人員不足を心配するだろう。

そういう職場は完全に人生の無駄なのでやめた方がよい。出来るだけ早くにだ。

職場とあなたの関係は給料を渡す代わりに労働力を提供する場であるという事がそもそもの原則だ。

いくら居心地が良くてもあなたの夢やキャリアアップを応援してくれず我慢すると、時だけが無駄に経つ。

その責任は結局、自分自身にかかってきます。

ある程度の経験があればNPにはなれるが、定年は同じなので長く活動するには早く通った方が良いのは間違いないです。

職場はあなたの人生の責任をとってはくれないので、人生を決めるのは自分自身だ。

あなたが診療看護師を目指す決意がついたなら、理解が無い職場は早急にやめることをお勧めする。

パワハラ上司などの理由で辞めにくい職場ならスパッと退職代行を使う手段もある。

退職代行業者のガーディアンは依頼したその日から出勤しなくても良くあとは代理人がサクサク手続きを行ってくれる。こういうの使ってストレスフリーに受験勉強を進めよう。

また職場探しには転職サイトを活用することもお勧めだ。彼らだけが持っている情報や病院の事情に詳しいからだ。

転職会社に初めからNPを目指していると伝え交渉してもらうと、支援してくれる可能性が高まる。進学も肯定してくれるだろう推薦書のしっかり書いてくれるだろう

実際に働いている病院から支援(給料を貰いながら)を受けながら診療看護師になっている人は結構多い。

もちろん数年は看護師として働いてやる気を見せて、信用や実績を積む必要がある。

病院にこだわりがないなら転職サイトを賢く利用し、NPを求めている病院をサクッとを探そう。

転職会社は合う合わないがあると思うので、看護師転職で適当にググって複数サイト登録がおすすめだ。無料だし、ここらへんはお勧めかも。

NPを求めている施設は意外とありますからね。

【ジョブデポ看護師】看護師の会員登録プログラム 専任のコンサルトがしっかりニーズを聞いてくれる。あとサイトが見やすい

ナースではたらこ 日本最大級の情報量みたいだ。求人数はとにかく多い印象あり。

ナースパワー人材センター 老舗のサイトで30年の歴史とノウハウがある。

まとめ

以上が診療看護師になるための大学院に受験するまでの流れになる

✔どこで働くか

✔大学院を決める

✔大学院説明会に参加する

✔受験勉強

✔出願書類を揃える(出願資格審査・研究計画書・推薦書)

✔理解が無い職場は変える

優秀な人が一人でも多く診療看護師になれるように応援しています。

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