「夜勤が心臓を壊す…」夜勤で心血管疾患リスク13%・死亡リスク27%上昇という現実【2025年メタ分析】

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夜勤明け、なんか胸がドキドキする…って経験ありません?

「まぁ寝不足だしな」で片付けがちだけど、実はこれ、ガチでヤバいかもしれない。

看護師界隈では「夜勤は身体に悪い」ってもはや常識っぽい感じになってるけど、じゃあ具体的に どのくらい ヤバいの?って聞かれると、なかなか答えられなくないですか?

これって🦐えび🦐あるの?論文を見ていきましょう!


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2025年のメタ分析で明らかになった衝撃の数字

2025年9月、中国の研究チームが Frontiers in Public Health に発表したシステマティックレビュー&メタ分析(1)がえぐい。

この研究では、6つのデータベース(PubMed、Embase、Cochrane Library、Web of Science、CINAHL、Scopus)から 23のコホート研究 を集めて分析。

対象者数、なんと 330万人以上

これだけの規模で夜勤と心血管疾患(CVD)の関連を調べたわけ。

結果がマジで衝撃的

重要ポイント

  • 夜勤で 心血管疾患の発症リスクが13%上昇(RR = 1.13)
  • 夜勤で 心血管疾患による死亡リスクが27%上昇(RR = 1.27)

いや、死亡リスク27%上昇って…。

「夜勤なんて慣れれば大丈夫っしょ」とか言ってる場合じゃない。


夜勤を続けるほどリスクは上がる

この研究のヤバいところは、用量反応関係 もしっかり分析してるところ。

つまり「夜勤をどれくらい続けるとどのくらいリスクが上がるか」がわかっちゃった。

夜勤5年ごとのリスク上昇

項目 リスク上昇
心血管疾患の発症 +7%
心血管疾患による死亡 +4%

夜勤を5年続けるごとに、心臓病になるリスクが7%ずつ上がっていく。

10年で14%、15年で21%、20年で28%…。

長く看護師を続けるほど、心臓への負担が蓄積していくってこと。これはマジでキツい。


どんな心臓病のリスクが上がるの?

研究ではサブグループ分析もされていて、具体的にどの心血管疾患のリスクが上がるかも明らかになってる。

発症リスク

疾患 リスク上昇
冠動脈心疾患(CHD) +22%
虚血性心疾患(IHD) +9%
脳卒中 有意差なし

死亡リスク

疾患 リスク上昇
脳卒中 +49%
虚血性心疾患(IHD) +39%
冠動脈心疾患(CHD) +22%

脳卒中の発症リスクは有意に上がらないけど、死亡リスクは49%も上昇 している。

つまり、夜勤をしていると脳卒中になりやすいわけではないけど、なった時に重症化しやすい可能性があるってこと。

ふーむ、これは怖い…。


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固定夜勤 vs ローテーション勤務

「うちの病院、二交代制で夜勤が長いんだけど…」
「三交代で準夜と深夜を回してるけど、どっちがマシなの?」

こういう疑問、あるあるじゃない?

この研究では勤務形態別の分析もされてる。

発症リスク

勤務形態 リスク上昇
固定夜勤 +34%
ローテーション勤務 +15%

死亡リスク

勤務形態 リスク上昇
固定夜勤 +77%
ローテーション勤務 +25%

固定夜勤のほうがリスクが高い という結果。

死亡リスク77%上昇って、もはや草通り越して森。

ローテーション勤務のほうがまだマシっぽいけど、それでも15〜25%上昇してるからね。「日勤だけの人と比べたら」って話。


男女差はあるの?

看護師は女性が多い職業だから、性別での違いも気になるところ。

発症リスク

性別 リスク上昇
女性 +18%
男性 +20%

死亡リスク

性別 リスク上昇
女性 +27%
男性 +27%

男女でほぼ同等のリスク上昇。

「女だから大丈夫」とか「男だから強い」とかはない。夜勤の身体への影響は平等にキツいってこと。


なぜ夜勤で心臓がやられるのか?

論文では、夜勤が心血管疾患を引き起こすメカニズムについても考察されてる。

1. サーカディアンリズムの乱れ

夜勤は体内時計(サーカディアンリズム)と環境の明暗サイクルのズレを引き起こす。

これによって自律神経の調節やホルモンバランスが崩れ、高血圧やインスリン抵抗性、代謝異常が起こりやすくなる。

2. 慢性炎症の亢進

夜勤をしている人は、炎症マーカー(CRP、TNF-α、白血球数など)が上昇していることが研究で示されている。

この慢性炎症が動脈硬化を促進し、心血管イベントのリスクを高める。

3. ストレス反応

夜勤に伴う高いストレスが、副腎皮質ホルモン(グルココルチコイド)の分泌を促進。

これが肥満やインスリン抵抗性を引き起こし、長期的には高血圧や脂質異常症などの心血管リスク因子につながる。

メカニズムまとめ

  • 体内時計の乱れ → 自律神経・ホルモン異常
  • 慢性炎症 → 動脈硬化促進
  • ストレス → 肥満・代謝異常

つまり、夜勤は 複数の経路から心臓を攻撃してくる わけ。一つ対策したらOKって話じゃないから、えぐい。


この研究の限界点

論文の著者たちも、いくつかの限界点を認めてる。

  1. 夜勤の定義が研究によってバラバラ – 固定夜勤とローテーション勤務の違いなど、統一されていない
  2. 交絡因子の完全な排除はできない – 食事習慣や運動量などの影響
  3. ヨーロッパ・北米の研究が多い – アジアのデータは限られている
  4. 自己申告に基づく研究もある – 客観的な勤務記録ではないケースも

とはいえ、330万人以上を対象にした23のコホート研究のメタ分析なので、エビデンスレベルはかなり高い。


結論

まとめ

夜勤で心血管疾患の発症リスクは13%、死亡リスクは27%上昇する

夜勤を5年続けるごとに、発症リスクは7%ずつ上がっていく

固定夜勤はローテーション勤務よりもリスクが高い(死亡リスク77%上昇)

男女差はほぼなく、どちらも同様にリスクが上昇する

サーカディアンリズムの乱れ、慢性炎症、ストレスが原因と考えられている


個人的な意見・考察

正直、この論文を読んで「まぁそうだよね」という感想と「具体的な数字で見るとキツいな」という感想が入り混じってる。

看護師として夜勤を避けることは現実的に難しい。病棟は24時間動いてるし、誰かが夜を守らなきゃいけない。

でもこの研究が示しているのは、夜勤のリスクを知った上で、できる対策をしていこう ってこと。

  • 可能なら固定夜勤よりローテーション勤務を選ぶ
  • 夜勤明けの睡眠と休息をしっかりとる
  • 定期的な健康診断で心血管系のチェックを
  • 長期的なキャリアプランで、夜勤の負担を減らせる選択肢を考える

「夜勤が身体に悪い」を感覚じゃなくて数字で理解しておくことで、自分の身体を守る意識が変わるんじゃないかな。

夜勤明けの胸のドキドキ、軽く見ないでね。


参考文献

(1) Xi, J., Ma, W., Tao, Y., Zhang, X., Liu, L., & Wang, H. (2025). Association between night shift work and cardiovascular disease: a systematic review and dose-response meta-analysis. Frontiers in Public Health, 13, 1668848. https://doi.org/10.3389/fpubh.2025.1668848

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