「パジャマ脱ぐの寒いし、服の上から巻いちゃおっか…」
朝の検温ラウンドで患者さんのベッドサイドへ行くと、部屋がちょっとひんやりしていて、おじいちゃんが布団の中で丸まっている。看護界隈の若手なら、誰もが経験する場面ですよね。免許取りたて〜経験おおむね3年以内の二十代だと、寒い中でわざわざボタンを外させて腕を出してもらうのも申し訳ないし、検温の時間が押していて焦っていると、ついパジャマの袖の上からカフを巻きたくなる。薄いシャツ1枚くらいなら大して値も変わらないっしょ、とそのままスタートボタンを押しちゃう気持ち、わかりみが深い。だけど、それで測った血圧が普段より高めに出て、「えっ、血圧上がってる…先生に報告すべき?」とナースステーションで一人ピキりながら悩むのって今これ、うちらの現場あるあるですよね!
服の上から血圧を測っても、本当に誤差はないと思います?
「袖をまくった方が正確」って信じてるけど、それどこまで本当か気になりません?
これって🦐えび🦐あるの?ガイドラインとメタ分析を見ていきましょう!
服の上から血圧を測っていいのか?

簡単なまとめ: 米国心臓協会(AHA)の2019年声明は、カフを素肌の上腕に直接巻き、袖のまくり上げは駆血になりうるため避けるとしている。2020年のメタ分析では、薄い袖の上の収縮期血圧は裸腕と比べて平均0.59mmHg差にとどまり有意差はなかった。しかし高血圧外来患者100人の研究では、平均の差は小さく見えても、個人ごとの絶対差の中央値は収縮期で7〜8mmHgに達していた。さらに日本の高齢者施設147人の研究では、シャツにカーディガンを重ねると収縮期血圧が平均8.1mmHg高くなった。
出典: AHA 2019、Seguretら 2020、Ishayら 2024、Ozoneら 2018
ガイドラインは「素肌に巻け」と決めているのか?
教科書には「素肌に巻く」って書いてあるけど、現場ではつい服の上から巻きたくなりますよね。
米国心臓協会(AHA)が2019年に出した血圧測定の声明では、カフは素肌の上腕に直接置くべきだ、とはっきり指定している (1)。着ている服の袖をギュッとまくり上げると、袖自体が腕を締め付けて駆血帯(止血帯)の代わりになってしまう危険があるため、まくり上げも避けるように警告している (1)。
日本の指針でも、血圧測定の基本は素肌だ。日本内科学会雑誌の解説では、日本高血圧学会の指針を引いて「厚手のシャツ、上着の上からカフを巻いてはいけない。厚地のシャツをたくし上げて上腕を圧迫してはいけない」と注意喚起している (2)。国土交通省が作成した職場向けの血圧測定マニュアルでも、素肌で測定するのが原則で、どうしても脱げない場合は薄手のシャツ1枚程度にとどめるよう記載されている (3)。
うーむ、日米どちらのガイドラインを見ても、「カフは素肌に巻くのが基本」で一致している。服の生地が挟まると、カフの空気圧が腕の動脈へ均一に伝わりにくくなっちゃうんですよね。
ちなみに、左右どちらの腕で測るかについては 麻痺側の血圧測定 の記事で詳しく解説しているけれど、麻痺側を避ける話と服の上から測る話は別問題じゃね?と頭を切り替えておくのが安心です!
薄いシャツなら本当に「誤差ゼロ」で測れるのか?
「薄いペラペラのパジャマ1枚なら、素肌と変わらないんじゃない?」と思いますよね。
フランスのSeguretらが2020年に発表したシステマティックレビューとメタ分析は、裸腕、袖の上、まくり上げた袖の下で血圧を測り比べた世界中の13研究をまとめている (4)。
このメタ分析で出た数字だけを見ると、薄い袖の上から測った場合の収縮期血圧は、裸腕と比べて平均 +0.59 mmHg (統計的な有意差なし)だった。厚い袖の上でも平均 +1.10 mmHg (有意差なし)、まくり上げた袖の下でも平均 +2.76 mmHg (有意差なし)という結果になっている (4)。
平均の差がわずか0.59mmHgってコト!? それなら服の上から測っても実質セーフじゃん!とガチで喜びたくなりますよね。ドイツで行われた201人を対象とした研究でも、厚さ2mm未満の薄い衣服であれば、あらかじめ設定した±4mmHgの許容範囲内に収まり同等だった、と報告されている (6)。
だけど、、、ここで絶対に油断しちゃいけないのが「集団の平均」という罠だ。
イスラエルの研究チームが2024年に発表した報告では、高血圧外来に通う成人患者100人を対象に、片腕を素肌、反対側の腕を長袖のシャツの上にして同時に血圧を測り、さらに左右を入れ替えて厳密に比較している (5)。
この研究でも、100人全体の平均値を比べると、素肌と服の上の差はほとんど見られなかった。ところが、個々の患者さんごとに「素肌と服の上で何mmHgずれたか」の絶対差を計算して中央値を取ってみると、収縮期で 7〜8 mmHg 、拡張期で 5.5 mmHg もずれていたのだ (5)。患者さんによっては服の上から測ると血圧が跳ね上がる人もいれば、逆に下がってしまう人もいて、個人差が非常に大きかった (5)。
ふーむ、集団全体で足して割ればプラスマイナスゼロで「平均差0.59mmHg」に見えるけれど、目の前の患者さん個人で見たら7〜8mmHgも狂っている可能性があるわけだ。
日勤や夜勤のベッドサイドで、収縮期血圧が普段135mmHgの人が143mmHgと出たら、「えっ高血圧基準超えた…ニカルジピンの指示どうする?」って慌てますよね。個人で7〜8mmHgも動くなら、薬を使うかどうかの判断基準としては普通にえぐい狂い方だ。
厚手の服や高齢者だと数字はどう跳ね上がるのか?
薄いシャツでもそれだけ動くなら、厚手の服や重ね着だとどうなるのか気になりますよね。
日本の介護老人保健施設など3施設で、65歳以上の高齢者147人(平均年齢87.2歳)を対象に行われた研究がある (7)。
この研究では、裸腕、薄い下着シャツの上、シャツにニットのカーディガンを重ね着した上、そして袖をまくり上げた状態の4パターンで血圧を比較している (7)。
その結果、素肌の裸腕での平均血圧が 128.8/69.3 mmHg だったのに対し、薄いシャツの上では 131.0/73.9 mmHg と、収縮期で約2mmHg、拡張期で約4.6mmHg高くなった。さらにその上からカーディガンを重ね着して測ると、血圧は 136.9/78.9 mmHg まで跳ね上がったのだ (7)。
収縮期血圧で平均 8.1 mmHg 、拡張期血圧に至っては平均 9.6 mmHg も高く測定されていた (7)。カーディガン1枚羽織ったままカフを巻くだけで、血圧が10mmHg近くも上乗せされてしまうのはヤバい。
冬場の病棟だと、寒がるおばあちゃんに「カーディガン脱ぐの寒いからそのまま測っていいよ」と言われて、「じゃあ上から巻きますねー」と優しさで対応してしまうこと、ありません?でもその優しさのせいで血圧が8mmHg以上も高く記録され、カルテ上で「コントロール不良の高血圧」と見なされてしまったら、患者さんにとっても完全に逆効果だ。
2025年に発表された生体工学研究でも、厚さ1.5mmの薄い布と3.5mmの厚い布を使って、自動血圧計の波形変化を精密に分析している (8)。
26人の健康な成人(平均29.5歳)で測定したところ、厚さ3.5mmの袖の上から測ると、収縮期血圧が平均 11.73 mmHg も有意に高く出ることが判明した (8)。薄い1.5mmの袖でも、収縮期は平均4.3mmHg高く測定されていた (8)。カフの下に厚い布が挟まることで、動脈の拍動がセンサーへうまく伝わらなくなり、オシロメトリック波形の包絡線(振幅の山)が低く平らになって、高血圧患者で見られるような波形に近づいてしまう、と著者らは分析している (8)。
冬場の検温ラウンドで、ヒートテックにネルシャツを着て、さらにモコモコのフリースを羽織った患者さんに遭遇すること、よくありますよね。「全部脱ぐのめんどくさい!」と言われて、フリースの上からマジックテープをギリギリ留めて無理やりカフを巻いたら、最高血圧が200を超えてモニターのアラームがピキピキ鳴り響き、「えっ急変!?」と焦ってステーションから先輩ナースが全員部屋に飛び込んできたのって、看護師あるあるの登竜門だ。あれは患者さんの血管が破裂しそうだったのではなく、ただフリースの弾力性に血圧計が全力で騙されていただけだったりする。
袖をまくり上げた方がマシなのか?
「服の上から巻くのがダメなら、腕まくりして素肌を出せば完璧じゃね?」と思いますよね。
実は、服を脱がずに「袖をまくり上げる」手技こそが、一番危険な落とし穴だったりする。
米国心臓協会(AHA)が声明の中で「袖のまくり上げは避けるべき」と強調しているのは、まくり上げた袖が二の腕でギュッと固まり、自作の駆血帯(止血帯)になってしまうからだ (1)。
まくった袖が上腕の動脈や静脈を締め付けると、血液の流れが邪魔されて血管の内圧が狂ってしまう。先ほどのメタ分析でも、薄い袖の上から測ったときの平均差が +0.59 mmHg だったのに対して、袖をまくり上げた下で測ったときの平均差は +2.76 mmHg と、むしろまくり上げた方が誤差が大きくなっていた (4)。
2023年に発表された72歳の男性を対象にした研究でも、薄い長袖の上から測った平均血圧が 116.9 mmHg だったのに対し、袖をギュッとまくり上げて測った平均血圧は 122.8 mmHg と、約6mmHgも高くなっていた (9)。
袖を二の腕まで無理やりたくし上げた結果、患者さんの腕がボンレスハムみたいに締め付けられて真っ赤になり、カフを巻く前からすでに血流が鬱血して「あれ…脈がうまく拾えない!?」と冷や汗をかくの、現場で一度はやらかした経験ありますよね。まくり上げて腕を締め付けるくらいなら、まだ薄いシャツ1枚の上から測った方がマシ、というのが研究者たちの一致した見解だ。
乳がん術後のリンパ浮腫がある患者さんなど、腕の扱いに特別な配慮が必要なケースは 乳がん術後の患側血圧 の記事も参考にしてほしい。
限界点も知っておこう
紹介した研究の限界(リミテーション)も冷静に押さえておきたい。
冒頭で触れたメタ分析に含まれた13件の研究は、対象となった衣服の素材や厚みの基準がバラバラで、研究自体のバイアスリスクも高めだと著者自身が認めている (4)。
イスラエルの研究は高血圧外来の患者100人が対象であり、中には40〜50mmHgもの極端な外れ値を出した患者さんも含まれていたため、すべての人が一律に7〜8mmHgずれるとは限らない (5)。
日本の高齢者施設での研究は平均87歳のフレイルな高齢者が対象であり、若くて筋肉量のある成人病棟の患者さんにそのまま当てはまるわけではない (7)。2025年のKimらの研究は26人の若年成人を対象にした実験用の布を用いたデータであり、市販の病衣とは条件が異なる (8)。
日本の高血圧治療ガイドライン2019の専門書において、過去の「厚手禁止」の文言がどの項目に引き継がれているかは公式で確認が必要だが、素肌での測定が標準である方針に変わりはない。
病棟や施設の看護手順書に血圧測定の手順が定められている場合は、まず自分の病院のマニュアルを最優先に確認してほしい。
今後どうしていくべきなの?
日勤や夜勤の検温ラウンドで血圧を測るとき、明日からの看護ケアでどう行動していくべきなのか。
日勤の受け持ちが多くてキャパい時間帯、患者さん全員に服を脱いでもらって検温するのは、時間的にも体力的にも厳しいって話になりますよね。
だからこそ、状況に応じた賢い使い分けと判断基準を持っておくのがスマートだ。
まず大原則として、「血圧測定は素肌の上腕に直接カフを巻く」 を基本にする。
ただし、患者さんが寒がっていたり、拘縮が強くて着脱が困難だったりする場面では、以下のようにトリアージする:
- 薄手の肌着・インナー1枚(2mm未満)の場合 : 毎日のバイタルサインの目安を確認するスクリーニング程度であれば、袖の上から測定しても許容される (4)(6)。ただし、袖にしわが寄らないようピンと伸ばしてカフを巻く。
- 厚手のセーター、トレーナー、フリース、カーディガンの場合 : 絶対に上から巻いてはいけない。8〜11mmHg以上も血圧が跳ね上がり、誤った判断につながる (7)(8)。必ず上着を脱いでもらう。
- 袖がきつい服の場合 : 無理に袖をまくり上げて二の腕を締め付けてはいけない。駆血されてかえって数値が狂うため、服を脱いでもらうか、ボタンを外して肩口から腕を抜いて測定する (1)。
- 降圧薬の調整や急変時など「治療方針を決める1本」の場合 : 薬の増減や点滴速度の変更、医師への緊急報告に関わる重要な測定では、必ず素肌の上腕で正しく測り直す (5)。
服の厚みだけでなく、「カフのサイズが患者さんの腕周りに合っているか」も見逃せないポイントだ。AHAの2019年声明でも、診察室血圧で最も頻度が高い測定エラーはカフサイズの不適合であり、太い腕に対して小さすぎるカフを巻くケースが不適合の84%を占めていた、と指摘されている (1)。
血圧測定で一番大事なのは、服を脱がせるひと手間をケチって、患者さんの記録にケチ(不運)をつけないことだ。看護の祖であるナイチンゲールも「観察のない看護師は、患者を危険にさらす」ときつめの言葉を残したらしいけれど、モコモコフリースの反発力で血圧200超えの誤報をドクターに飛ばし、「まず服脱がせてから測れ!」と突っ込まれては草も生えない。
この記事は一般的な研究の紹介であり、個別の診断や治療方針の代わりではない。実際の血圧測定や薬剤調整の判断は、施設の手順と担当医の指示に従ってほしい。
✔まとめ
✔ AHAの2019年声明は、カフを素肌の上腕に巻き、袖のまくり上げは駆血になるため避けるよう推奨している (1)
✔ 2020年のメタ分析では、薄い袖の上からの測定は裸腕と比べて収縮期の平均差が+0.59mmHgで有意差はなかった (4)
✔ しかし高血圧患者100人の研究では、集団の平均差は小さくても、個人ごとの絶対差の中央値は収縮期で7〜8mmHgずれていた (5)
✔ 日本の高齢者147人の研究では、シャツにカーディガンを重ね着すると収縮期血圧が平均8.1mmHg高く測定された (7)
✔ 厚手の服の上からの測定や、袖を無理にまくり上げて腕を締め付ける測定は避け、素肌または薄手のインナー1枚で測るべきである (1)(8)
個人的には、患者さんのベッドサイドでカフを手に取ったとき、まず袖の厚みを指先で確かめる。モコモコのフリースや分厚いセーターを着ているなら、急いでいても「ちょっと寒いですけど、正確に測るために上着脱ぎましょうねー」と声をかけたい。数分の手間を惜しまずに素肌で取った血圧の1本こそが、患者さんの安全を一番確実に守ってくれるからだ。
よくある質問
Q. 服の上から血圧を測っていいのか?
A. 米国心臓協会(AHA)の2019年声明は、カフを素肌の上腕に直接巻き、袖のまくり上げは駆血になりうるため避けるとしている。2020年のメタ分析では、薄い袖の上の収縮期血圧は裸腕と比べて平均0.59mmHg差にとどまり有意差はなかった。しかし高血圧外来患者100人の研究では、平均の差は小さく見えても、個人ごとの絶対差の中央値は収縮期で7〜8mmHgに達していた。さらに日本の高齢者施設147人の研究では、シャツにカーディガンを重ねると収縮期血圧が平均8.1mmHg高くなった。
Q. 薄いパジャマや肌着1枚なら、服の上から測ってもいいですか?
A. 毎日のバイタルサインの傾向を見るスクリーニングであれば、厚さ2mm未満の薄い衣服の上からの測定は許容範囲とされる研究もある。ただし、患者さん個人によっては7〜8mmHg程度ずれる可能性があるため、降圧薬の開始や用量変更など、治療の判断材料にする重要な測定では必ず素肌で測り直すのが安全である。
Q. 服を脱ぐのが大変なときは、袖をまくり上げて測ってもいいですか?
A. 袖をまくり上げるのは避けるべきである。まくり上げた袖が二の腕を強く締め付けると、駆血帯と同じように血流を阻害して測定値が数mmHg以上高くなってしまう。袖がきつい場合は、無理にたくし上げるのではなく、前開きにして肩口から腕を抜くか、上着を脱いでもらって測定する。
忙しい朝のバイタル測定で患者さんが寒がっていると、ついシャツの上からカフを巻いたり袖をまくり上げたりしたくなります。ただ、薄い袖でも個人差は大きく、きつい袖のまくり上げは腕を締め付ける駆血になりかねません。マンシェットの幅や巻き方、袖で上腕を圧迫しない理由を手元で引き直すなら、『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術 第2版』(江口正信 編著、サイオ出版、2024年)が手軽です。本書は基礎看護技術の根拠をまとめた補助であり、着衣での測定や袖まくりの適否を含む実際の手順判断は、施設の看護手順や一次エビデンス、医師指示を最優先にしてください。

参考文献
(1) Muntner, P., Shimbo, D., Carey, R. M., Charleston, J. B., Gaillard, T., Misra, S., Myers, M. G., Ogedegbe, G., Schwartz, J. E., Townsend, R. R., Urbina, E. M., Viera, A. J., White, W. B., & Wright, J. T., Jr. (2019). Measurement of blood pressure in humans: A scientific statement from the American Heart Association. Hypertension, 73(5), e35–e66. https://doi.org/10.1161/HYP.0000000000000087
(2) 長谷部 直幸. (2011). 血圧の正しい測定法とこれからの診察室血圧. 日本内科学会雑誌, 100(2), 343–350. https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/100/2/100_343/_pdf/-char/ja
(3) 国土交通省北陸信越運輸局. (n.d.). 職場における血圧測定推進マニュアル(高血圧治療ガイドライン2019をもとに作成). https://wwwtb.mlit.go.jp/hokushin/content/000353937.pdf
(4) Seguret, D., Gamelon, D., Dourmap, C., & Steichen, O. (2020). Blood pressure measurements on a bare arm, over a sleeve or below a rolled-up sleeve: A systematic review and meta-analysis. Journal of Hypertension, 38(9), 1650–1658. https://doi.org/10.1097/HJH.0000000000002460
(5) Tal-Ben Ishay, R., Leiba, A., Rappoprt, V., Angel-Korman, A., & Katzir, Z. (2024). Comparison of blood pressure measurements on the bare and sleeved arms – what does it uncover? Blood Pressure Monitoring, 29(1), 31–34. https://doi.org/10.1097/MBP.0000000000000660
(6) Liebl, M. E., Holzgreve, H., Schulz, M., Crispin, A., & Bogner, J. R. (2004). The effect of clothes on sphygmomanometric and oscillometric blood pressure measurement. Blood Pressure, 13(5), 279–282. https://doi.org/10.1080/08037050410016465
(7) Ozone, S., Sato, M., Takayashiki, A., Sato, T., Matsushita, A., Yoshimoto, H., & Maeno, T. (2018). Blood pressure measurements over thin and thick sleeves in the frail elderly. Blood Pressure Monitoring, 23(1), 9–11. https://doi.org/10.1097/MBP.0000000000000294
(8) Kim, J., Lee, J., Lee, J., Park, H.-K., & Kim, I. Y. (2025). Quantitative analysis of the effect of clothing on the oscillometric waveform envelope and oscillometric blood pressure measurements. Biomedical Engineering Letters, 15(3), 525–536. https://doi.org/10.1007/s13534-025-00467-7
(9) Lins, R. L. (2023). A randomized n-of-1 study comparing blood pressure measured on a clothed arm and on an arm with a rolled-up sleeve. Acta Clinica Belgica, 78(5), 401–405. https://doi.org/10.1080/17843286.2023.2205676



