藤田医科大学(旧称:藤田保健衛生大学) 大学院修士課程 保健学研究科 看護学領域 急性期・周術期分野:診療看護師養成の大学院紹介

藤田医科大学大学院 診療看護師大学院 急性期 周術期分野大学院
藤田医科大学大学院 診療看護師大学院 急性期 周術期分野
スポンサーリンク

今回は診療看護師(以下NP)を養成している。藤田医科大学院 大学院修士課程 保健学研究科 看護学領域  急性期・周術期分野についてまとめていく。※試験の情報は去年の物です。今年の物は定期的にホームページでチェックをおすすめします。

スポンサーリンク

学校の概要

創立時には、名古屋保健衛生大学という大学名だったが、設立者である藤田啓介・藤田学園総長(1925年3月21日-1995年6月11日、名古屋帝国大学医学部卒、元岩手医科大学助教授・元愛知学院大学歯学部教授)の名前および学園名に因んで命名された。当初は、名古屋保健衛生大学の名称で、のち藤田学園保健衛生大学、藤田保健衛生大学と改称、2018年10月、大学創立50周年を機に、「保健衛生」よりも、より医療の臨床場面をイメージし易いようにと、藤田医科大学に改称。
学費は割と安い。立地もそこそこ良いイメージ。
藤田はホームページで大学院の募集要項や学生便覧を探すのが少し苦労するかも。(他の大学も似たような感じだけれど)

所在地
所在地: 〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1−98

受験情報スケジュール

資料1

 

f:id:daishirono:20181217092733p:plain

と藤田は2回試験を行う

出願資格
看護師免許を有し、大卒か大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者(専門学校卒でも可)。入学時で5年以上の実務経験を有すること。

定員 ~12名
他分野も含め50名の募集だが、NPコースは大体7~12名以内だと考えられる参考URL

試 験 会 場:藤田医科大学医療科学部 生涯教育研修センター2号館
試験時間 9:45〜10:45
入試科目
英語 (辞書持ち込み可、ただし電子辞書は不可)
11 15〜12:45
専門科目(社会人特別選抜は小論文含む)
13:45〜15:15

面接試験

藤田の試験で特徴的なのは英語の試験が単独で課せられる所である。大学院生としてまた診療看護師として英語は必須スキルなのである意味当然ではある。また合格点に達していない場合は容赦なく試験に落ちるため十分に対策する必要がある。

学費

2年で約165万円(その他にも出費が重なる可能性あり)
気になる学費であるが他の私立系大学院より安めな印象である。
入学金 150000円
授業料 (年)750000円
1年次  900000円
2年次  750000円

奨学金
日本学生機構・・・一般的な奨学金制度
学校法人藤田学園奨学金貸与制度
1年間 月額6万円 返済義務あり 利息無し
その他の奨学金もあるようである。

スポンサーリンク

教育内容

教育に関してはホームページより急性期・周術期分野は藤田診療看護師(FNP)を目指す看護師を育成します。
診療看護師は、高度な医学的知識と、特定行為の修得により、患者ニーズにタイムリーに対応できる医療の提供と、チーム医療の要となることができ、自律して活躍できるという魅力があります。

急性期・周術期分野はH27年10月1日から施行された「特定行為に係る看護師の研修制度」研修機関として厚生労働大臣から指定されました。研修制度の教育基準に適合するカリキュラムは医師が教育を行います。それにより、フィジカルアセスメント、病態生理学、臨床薬理学、特定行為実践等を体系的に修得できるようになっています。

1年次は講義と演習を行い、筆記試験やOSCEで、知識と判断力・技術力・マナーなど実際の臨床現場で必要とされる臨床技能の習得を適正に評価します。

2年次の臨床実習は、内科、外科、救急、集中治療室、手術室に加え、選択で在宅訪問診療も学ぶことができます。これらあらゆる分野の臨床実習は臨床指導医とFNPが指導・評価を行います。また、本学の特徴として、隣接する大学病院ですべての実習を行います。

社会人による入学者を対象に、従来までの第1~5限の他に、第6限(18:00~19:30)、第7限(19:40~21:10)に授業をおこなうとともに、必要により土曜日、夏季休業期間の集中授業を設定することで便宜を図っているとの事。

急性期・周術期分野を修了すると、修士の学位と同時に「特定行為に係る看護師の研修制度」に定められた全21特定行為区分、38特定行為の研修終了証が授与されます。

在宅領域も選択出来るのがポイント。

また実習内容も同好会により公開されている。
Post | 櫻下会 | 藤田医科大学大学院NP養成同門会 | 診療看護師 | NP | 日本
以下引用。
藤田医科大学大学院NP養成コース2年生実習を紹介
2018年度入学の7期生(大学院2年生)が今年度、藤田医科大学病院で実習を行っています。NP実習の内容、風景、7期生の紹介をします。

f:id:daishirono:20190629110441p:plain

動画もあるので雰囲気が伝わるだろう

卒業要件

f:id:daishirono:20181217093013p:plain

急性期・周術期分野は、共通科目及びその他の分野の特論から8単位以上、専攻した分野から49単
位、合計57単位以上を修得すること。
課題研究論文を提出し、論文審査及び最終試験に合格すること。

研究もしっかりするようである。(論文レビューや症例のケースレポートのNP大学院もある)

過去の研究

(藤田保健衛生大学ホームページより

・超音波ガイド下末梢神経ブロックを活用した腹部術後疼痛管理の有用性―診療看護師の役割―
・経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)の合併症と診療看護師の役割
・中心静脈カテーテル挿入に伴う合併症-診療看護師の役割-
・手術部位感染における局所陰圧閉鎖療法-診療看護師の役割-
・挿管困難患者に対するGum-Elastic Bougie の有用性
・膵切除後の新しい膵機能検査-13C呼気試験-
・肺切除術後における胸腔ドレーン管理
・骨髄輸液の有効性
・開心術後急性腎障害の要因に関する検討
・膵頭十二指腸切除後の合併症に対する検討
・Marfan症候群の診断と治療-大動脈病変を中心に-
・弓部大動脈瘤ステントグラフト治療up-to-date
・大動脈弓部置換術における脳保護法
・我が国における植込型補助人工心臓の現状
・経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)の有用性と展望-文献的考察-
・僧帽弁手術におけるMICS(低侵襲心臓手術)の有用性
・挿管困難に対するAirwayscope®の有用性
・脳梗塞急性期治療-rt-PAの適応について-
・慢性血栓塞栓性肺高血圧における肺動脈血栓内膜摘除術後、経皮的心肺補助装置留置期間の調査・検討
指導する教員も循環器領域に造詣の深く循環器関連の研究が多い印象がある。循環器系のNPを考えている人にはかなり魅力かなと思う。

タイトルとURLをコピーしました